4/06/2012

ポロックと林と雪

リブランの森の雪もだいぶ融けた。寝ていた木が持ち上がってきている。樹木の周りの穴も大きく開いてきた。小鳥のさえずりも賑やかだ。


ジャクソン・ポロック展が開催されている関係か、NHKで興味深い番組があった。極上美の饗宴「飛び散る線の謎~ポロックの“自然”」というもの。再放送されていたものを偶然見る事が出来た。(4/11までNHKオンデマンドで購入可能)
この中でポロックの描く縦横無尽な線は、フラクタルであると知った。彼のアトリエから見える林。樹木の織りなす線の「芸術」を、ポロックはキャンバスに写し取ろうとしていたのではないか。その解説を聞いてから、毎日のように見ている立ち木の見方が変わってきた。



この週末は満開と添えながら、東京の人たちがインターネットに桜の画像をアップしている頃、ふと外に目をやると雪が散らついていた。なごり雪か。1時間後また外を見ると、道路が真っ白に変わっていた。入学式のこの季節に、この雪はありえない。


まわりの山もすっかり白くなった。何度も車を停めて携帯で写真を撮った。